なぜ人は留学をするのか。その意味や目的・動機について考えてみた。

海外に留学してみたいな~」と漠然と考えている人はものすごく多いと思います。

 

ただ、「なぜ留学したいのか」と問われると、「これだ!」という明確な理由が見つからないのではないでしょうか。

 

私の考えでは、多くの人が留学する理由は、ただ単に「留学してみたいから。」です。

目的があって留学へ行くのではなくて、留学それ自体が目的になっている人が非常に多いような気がします。

 

よくある目的・動機として「英語をマスターしたいから」とか「異文化を経験したいから」というものがありますが、あれはハッキリ言って後付けです。

なぜなら、語学力を身につけたいのなら日本でも充分に可能ですし、異文化を経験したいのであれば海外旅行でも充分体験可能だからです。

留学しなくても達成できる目標なのに、わざわざ高いお金をかけて留学する必要はありません。

 

ですから、小難しいことは考えずに、「なぜ留学したいのか」と問われれば、「留学したいから!」と答えればそれで良いのです。(登山家が山に登る理由と同じです。)

 

とはいえ、たいていの場合、留学をするのには莫大なお金がかかります。時間もかかります。それ相応の学力向上心も必要になることがあります。

 

自分でお金を稼いで、誰にも迷惑をかけずに留学できるのなら何も問題はありません。

 

しかし、ほとんどの人は、親や学校から資金を出してもらったり、あるいは奨学金を貰ったりして留学へ行くことになるはずです。

 

その時点で「他人」の力を借りているわけですから、自分勝手でいい加減な理由で留学へ行くのはあまりよろしくないことかもしれません。

 

たとえば親に「留学したいから留学へ行くんだ!文句あるか!」なんて言って通用するはずがありません。

その時点で却下されること請け合いです。

 

なので、「留学したいから」の先に、もう一つ・二つくらい、掘り下げた理由が必要になってしまうのが普通だと思います。

 

そこでこの記事では、「留学したい」と思うようになった動機留学の目的、そして留学する意味について、もう少しだけ深く掘り下げて考えてみようと思います。

 

スポンサー(親・学校・留学エージェント等)を納得させられるような理由を導き出すためのヒントになれば幸いです。

 

 

 

 

留学の動機―不純な動機でも良い。

まず初めに留学の動機、言い換えれば「留学をしてみたい」と思うようになったきっかけについて考えてみましょう。

 

これは100人いれば100通りの理由があるはずです。

 

たとえば私の場合は、「兄が大学時代に留学していたから」ですね。

留学の楽しさや重要性の話を兄から聞いているうちに、自然と「自分もいつか留学するんだ」と決意するようになっていました。

親や兄弟、親しい友人など、身近な人が留学を経験していたのであれば、留学に興味を持って当然です。

ですからこれも動機の一つとしては充分にアリだと思います。

 

また、不純な動機でも全く問題ありません。

  • 海外でイケメン外国人と付き合いたい・ブロンド美女をゲットしたい
  • 映画や海外ドラマで見た憧れの世界に入り浸って、優越感を感じたい
  • 海外のクラブやパーティでバカ騒ぎして遊びたい

こんな一見すると浅はかに思えるような動機でも全然問題無いわけです。

 

ただ、勿論この不純な動機を他人に話してはいけません。

大学が斡旋している特別留学プログラムで、志望理由の欄に「ブロンド美女をゲットしたい」なんて書いたら、まず間違いなく留学させてくれないでしょう。

 

周囲を納得させるためのポイントとなるのが、本音建て前です。

 

本音は「ブロンド美女」であっても、建て前は「英語力の向上」や「異文化の経験」と書いてください。

ただ、冒頭でも書いたように、英語力は日本でも身につけることができますし、異文化は海外旅行でも経験できます。

ですから、それに対する反論もしっかりと考えておきましょう。

 

たとえば、「英語力は日本でも身につけられる」という論調への反論としては


たしかに日本でも英語力は身につけられるが、学校の授業はすべて日本語だし、自宅やお店など日常的に英語に触れる機会が圧倒的に少ない。そこで、強制的にでも英語を話さなくてはならない環境に身を置くことで自分を追い込み、危機感や緊張感をもって毎日を過ごせば、日本で勉強するよりもずっと効率的で刺激的な生活を送ることができる。

などと返すことができれば、たいていの人は納得してくれるはずです。

 

まずは「自分の本音を明らかにすること」、そして次に「周囲の人への建て前」を考えるようにしましょう。

 

もちろん、不純な動機など無く、本当に本気で「英語力を身につけたい!!!」と考える人もたくさんいると思います。

その場合は、本音や建て前なんてアホみたいなことは考えずに、最初から本音をぶつければいいだけの話です。

 

 

 

 

留学の目的―動機がわかれば目的も見えてくる

次に留学の目的についてです。

 

よくある質問として、「目的と動機の違いは?」というのがありますが

動機とは、目的を持つことになった理由・原因のことです。

 

例としてさきほどのブロンド美女の例を出しますと、たとえばテレビでめっちゃ可愛いブロンド美人を見て、

「うわ可愛い」→「ブロンド美女と付き合いたいな~」←これが動機です。

そして、目的は「ブロンド美女の彼女を作ること」となります。

このように、動機がわかれば、自ずと目的も見えてくるのです。

 

 

私の例ですと、動機は「兄が留学していて、会うたびに留学の楽しさ重要性を聞いているうちに、自分も留学したくなった」と書きましたね。

赤字で強調した楽しさ重要性の部分が、動機であり、目的であるということになります。

 

さらに、その「楽しさ」や「重要性」が具体的にどういうものなのか、ということも明らかにしていく必要があります。

 

留学の楽しさ毎週のようにパーティをしたり、価値観が全く違う文化圏の人と毎日コミュニケーションを取って仲良くなっていくのが楽しくて仕方がない。(日本では出来ない。)

留学の重要性英語を使った講義や日常生活など全てにおいて自分の力でなんとかしていかなくてはならない環境に身を置き、勉強や積極性をもってそれを乗り越えていくのは後々の自分に大きなプラスになる。また将来的にビジネス・事業を行う上で日本の市場に留まらずグローバルな考え方を身につける良い機会になる。

 

あくまでも私の例ですが、掘り下げていくとこういう動機や目的が見えてきます。

 

「将来的にビジネスを展開させていく上で役に立つ」というのは未だに目的として達成できていないことですが、もし将来的に自分でビジネスをやる上で、留学の経験が役に立つことがあれば、そのとき初めて「留学は成功した」と言えるのかもしれません。

次の項目でも説明しますが、その時になってようやく「留学は意味のあるものだった」と言えるはずです。

 

 

このように、動機がわかれば目的も明らかになります。

そしてその先に、ようやく留学をする「意味」が見えてくるのです。

 

 

 

 

留学する意味―意味は後から勝手についてくる。

最後に留学する意味についてですが、こんなもん考える必要はありません。

これは完全に気持ちの問題で、意味が無いと思えば意味は無いし、意味があると思えば意味はあるのです。

「意味」について考え始めてしまうと、哲学の領域になってしまいますので、こればかりは深く考えないことをオススメします。

 

以上のことを踏まえた上で、敢えて個人的な意見を述べさせてもらうと…

留学へ行って経験できた全てのことは大きな意味を持っていると思います。

全く知らない世界へ、不慣れな言語で、郷に従いながら生活するわけですから、毎日がどこまでも新鮮で、全てがかけがえのない思い出になります。

留学が結果的に面白くても、つまらなくても、話を聞くだけなのと実際に体験してみるのとでは、雲泥の差です。

これだけでも留学する意味はあると思います。

 

留学に限ったことではありませんが、今目の前にあることに対して、意味を求める意味などありません。

 

スティーブ・ジョブズも言っていましたが、今やりたいことをただただ夢中で追い続けていけば、点と点が将来的に結びついて、思わぬ成果が生まれることだってあるのです。それは10年後かも、30年後になるかもわかりません。

そのとき初めて大きな「意味」を持つことになるのです。

 

 

将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。だから、我々はいまやっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない。

スティーブ・ジョブズ

2005年米国スタンフォード大学卒業式の祝賀式で卒業生に向けて行ったスピーチにて

 

 

 

 

まとめ

ここまでの内容をまとめますと、

  1. なぜ「留学をしたい」と思ったのか、その動機(きっかけ)を考えてみる。
  2. それが不純な動機だった場合、念のために本音と建て前に分けて用意しておく。
  3. ①と②で明らかにした動機から目的を導き出す。
  4. ①~③をはっきりとさせた上で、留学へ行く。
  5. 意味は勝手にあとからついてくるので、考える必要は無い。

こんなところでしょうか。

 

一番大切なのは、「なぜ自分が留学したいのか」、その理由を自分自身で理解しているということです。

「本音と建て前」というのも便宜上書きましたが、極論を言えばそれもどうでもよくて、自分がどうしたいか、それが一番重要だと私は考えます。

 

自分の行動の根本にあるものと、その先に見えているものをはっきりさせることが出来ていれば、何の問題もありませんし、就職活動などでもハキハキと自己PRができると思います。

 

最後に、この拙い文章を読み進めてくださった皆様の、留学の成功を心よりお祈りしています。

長くなってしまってごめんなさい。どうもありがとうございました!

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